MP3のテンポを変更するオンラインサイト6選

アキラ updated on Dec 31, 2024 to EVR

MP3の速度を簡単に変更!おすすめのオンラインサイト6選を詳しく紹介。音楽やポッドキャストの再生速度を自在に調整して、効率的なリスニングを楽しみましょう。

曲や動画の再生速度を変更するだけであれば、専門の編集ソフトをインストールする必要はありません。そのような時に役立つのが、ブラウザ上で完結する「オンライン音声速度チェンジャー」です。これらのサイトを利用することで、パソコンに負担をかけず、手間も省けます。音声ファイルの再生速度を調整したり、曲のキーを変更したりするなど、さまざまなシーンで活用できると考えられます。

今回の記事では、無料で利用できるオンラインスピードチェンジャーサイトを6つ取り上げて、それぞれの特徴をまとめてご紹介したいと思います。ぜひ、最後までお読みください。

MP3スビートチェンジャー 変更範囲 プレビュー 処理速度 出力フォーマット
 イーザス スビートチェンジャー   0.5-1.5 超高速 MP3、MP4など
オーディオトリマー 0.5-3 ミディアム MP3、M4A、WAV、M4Rなど
123APPS 0.5-3 速い MP3、M4A、M4R、FLAC、WAV
VEED.IO 0.5-2 ミディアム MP4
セーフオーディオキット 0.2-3 速い MP3、WAV
オンラインコンバーター 0.5-4 ミディアム MP3

1. イーザス スピードチェンジャー(EaseUS Speed Changer)

まずご紹介するのは、優れた多機能オーディオ編集サイトである「EaseUSスビートチェンジャー」です。このツールは、曲のBPM音量や再生速度・ピッチ(キー)を簡単に認識し、柔軟に変更できるツールです。最大の特徴として、AIアルゴリズムを搭載しており、認識スビートが早くてかなりの処理精度があります。MP3、WAV、M4A、FLAC、MP4などの形式の入力をサポートし、MP3/MP4ファイルとしてエクスポートします。

テンポのほか、曲からボーカルを取り除いたり、逆にボーカルを抽出したりすることができます。さらに、SpotifyやYoutube動画のリンクを貼り付けることで、曲から簡単にボーカルを取り除いたり、抽出されたファイルを入手します。

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🎵メリット 🔇デメリット
  • 無料版では機能が制限されている
  • ネット状況に依存する
  • 海外ソフト

では、実際にEaseUSオンライン スビートチェンジャーを利用する方法を見ていきましょう。

ステップ1. EaseUSボーカルリムーバーにアクセスし、左側から「ピッチチェンジャー」をクリックします。

ステップ2. オーディオファイルをアップロードします。MP3、MP4、WAV、M4A、FLACなど複数のファイル形式をサポートします。

ステップ3. AIによる処理が完了するまで、少々お待ちください。BPM・音量・キーを確認し、変更します。

ステップ4.保存してエクスポート」をクリックし、ファイルを出力します。

2. オーディオ トリマー(Audio Trimmer)

Audio Trimmerは、音楽トラックの速度をスローダウンしたりスピードアップしたりできる無料のオンラインオーディオスピードチェンジャーです。100MBまでの余裕のあるファイルサイズ制限と、MP3、WAV、M4A、WMA、AMR、OGGなど多様なフォーマットへの幅広い互換性を備えているため、このオーディオ編集ソフトウェアはユーザーにスムーズな体験を提供します。

曲の音量を最大で3倍まで調整し、その効果をプレビューすることが可能です。オーディオスピードチェンジャーは、タイムストレッチ技術を利用して動作します。この技術により、音のピッチを変えることなく、オーディオの再生速度を速めたり遅くしたりすることができます。つまり、音楽を倍速で再生しても、元のキーを保つことができるのです。ただし、アップロードや変換に時間がかかる点が難点と言えるでしょう。

🎵メリット 🔇デメリット
  • MP3の音声速度を最大で3倍に調整できる
  • 様々なファイル形式に対応している
  • 変更効果がプレビューできる
  • 海外ソフト
  • 広告がある
  • アップロードと変換処理には一定の時間がかかる

具体的な操作手順は、以下の通りです。

ステップ1. オーディオトリマー公式サイトにアクセスし、ファイルをアップロードします。

ステップ2. 緑色のハンドルをドラッグして再生速度を調整します。

ステップ3. 再生ボタンをクリックしてプレビューします。

ステップ4.「速度を変更する」ボタンを押し、MP3をダウンロードします。

3. 123APPS

123APPSは、無料のMP3スピードチェンジャーで、数回のクリックでMP3、FLAC、MP4などのオーディオファイルの速度をAIFFやWAVに変更することができます。また、123APPSは、URL、Googleドライブ、Dropbox、さらにはローカルファイルから最大10ギガバイトの大容量ファイルをアップロードすることができるため、大きなMP3ファイルをアーカイブする必要はありません。

ウェブサイトはSSL証明書を利用して暗号化されたチャンネルを構築しているため、プライバシーがしっかりと守られています。さらに、曲のスピードを微調整しながら、オーディオをカットしたり、ボリュームやピッチを変更したり、MP3ファイルをイコライズすることが可能です。ただし、煩わしい広告を排除し、より迅速にファイルを処理するためには、プレミアムプランへのアップグレードが必要です。

🎵メリット 🔇デメリット
  • MP3の音声速度を最大で3倍に調整できる
  • オーディオ編集機能も搭載されている
  • さまざまな出力形式に対応している
  • プライバシー保護のために、SSL証明書を使用している
  • 海外ソフト
  • 広告がある
  • 無料版ではファイルのサイズが制限されている

123APPSを使って、オーディオのテンポを変更する手順は以下のようになります。

ステップ1. 123APPSの公式サイトにアクセスし、オーディオファイルをアップロードします。

ステップ2. スライダーを使ってスピードを調整します。

ステップ3. 曲の音量やピッチ、その他の音楽的要素を向上させます。

ステップ4. 出力形式を選択し、「保存」をクリックします。

4. VEED.IO

完全なオンラインMP3オーディオスピーダーをお探しなら、オーディオ・ビデオ編集ソフトのVEED.IOをぜひお試しください。このツールでは、オーディオの再生速度を0.5倍から2倍に変更でき、AAC、MP3、MP4、OGG、WAV、FLAC、M4Aなど、さまざまな形式に対応しています。ただし、エクスポートはMP4ビデオ形式のみとなりますのでご注意ください。

VEEDは、字幕生成、スクリーンレコーダー、AIアバターなどの機能を一つにまとめたツールです。ただし、他のオンラインサイトと比較すると、直感的な操作性には欠ける部分があり、処理速度もやや遅めです。

🎵メリット 🔇デメリット
  • 同じサイトにトリミング、字幕の生成、スピードの変更が完結できる
  • 曲の開始時間と終了時間を設定できる
  • MP3からデッドエアとぎこちないポーズを取り除く
  • 海外ソフト
  • 日本語に対応していない
  • 処理速度がやや遅い
  • 動画としてエクスポートしかできない

具体的な操作手順は、以下の通りです。

ステップ1. VEEDの公式サイトにアクセスし、「Choose MP3 Files(MP3ファイルを選択)」をクリックします。

ステップ2. オーディオファイルをアップロードします。

ステップ3.Tempo(テンポ)」をクリックし、速度を変更します。

ステップ4.「Done(完了)」をクリックして、ビデオをエクスポートします。

5. セーフオーディオキット(Safeaudiokit)

セーフオーディオキットは、GoogleドライブやDropboxに保存された楽曲の再生速度を調整するためのオーディオスピードチェンジャーです。Safeaudiokitを使用することで、MP3、FLAC、OGG、AACなどのオーディオファイルの再生速度を元の速度の0.2倍から3倍まで自在に変更できるほか、ピッチ、音量、低音の調整も可能です。

スライダーを右にドラッグするとスピードが上がり、左にドラッグするとスピードが下がります。「リセット」をクリックすると、変更が元に戻ります。

🎵メリット 🔇デメリット
  • スピードを0.2倍から3倍に変更できる
  • 調整されたオーディオを即座にプレビューできる
  • ファイルサイズに制限のないオーディオツールキット
  • エクスポート形式が限定されている

実際にSafeAudioKitを使って、オーディオの速度を調整する手順をご覧ください。

ステップ1. SafeAudioKitの公式サイトにアクセスし、オーディオファイルをアップロードします。

ステップ2. スライダーをドラッグして速度を変更します。

ステップ3.再生」ボタンをクリックしてプレビューします。

ステップ4. MP3またはWAVファイルとしてダウンロードします。

6. オンラインコンバーター(OnlineConverter)

オンラインコンバーターは、オーディオの速度を調整するための便利で無料のツールです。ユーザーはオーディオファイルをスピードアップしたり、スローダウンしたりすることができます。MP3、M4A、MIDI、WAVなど、さまざまな入力形式に対応しており、調整後のオーディオはMP3形式でエクスポートされます。速度の調整は、パーセンテージ(20%〜50%)または回数(半分〜4倍)で行うことができ、さらにMP3ファイルの特定の部分を選んでスピードアップするオプションも用意されています。

しかし、この無料のスピードチェンジャーにはユーザー向けのプレビュー機能がなく、この記事で紹介した他のウェブベースのツールほど迅速に変換を行うことができません。また、パスワードで保護された曲やビデオには対応していません。

🎵メリット 🔇デメリット
  • P3の音声速度を最大で4倍に調整できる
  • 様々な入力フォーマットに対応している
  • オーディオの一部を選択して速度を変更できる
  • ファイルサイズは最大200MBまで
  • 広告がある
  • エクスポート形式が限定されている
  • 処理スビートが比較的遅い
  • プレビューできない

実際にオンラインコンバーターを利用して、音声速度を変更する手順をご覧ください。

ステップ1. オンラインコンバーターの公式サイトにアクセスし、ファイルをアップロードします。

ステップ2. 音声速度と変更したい開始時間終了時間を選択します。

ステップ3.Convert(変更)」をクリックしてオーディオをダウンロードします。

まとめ

結論として、MP3ファイルの速度を変更することは、数多くの無料オンラインツールのおかげで、これまで以上に簡単に行えるようになりました。お気に入りの曲を速くしたり、遅くしたりする際に、これらの6つの方法は、あらゆるレベルのユーザーにとって便利な選択肢を提供します。

効果的で強力なMP3スピードチェンジャーを無料でオンラインでお探しの方に、EaseUS Online Speed Changerは、オーディオ編集体験を向上させる多機能なソリューションとして非常におすすめです。

よくある質問(FAQs)

1. MP3のスピードを変更する方法は何ですか?

EaseUSボーカルリムーバーなどのオンラインピッチチェンジャーがお勧めします。具体的には、MP3ファイルをツールにインポートします。AIモデルによる分析が完了するまでお待ちください。テンポや音量、キーを調整してエクスポートします。

2. MP3は音質を圧縮しますか?

はい、MP3は圧縮オーディオフォーマットであり、音声データの中で知覚的に重要でない部分を取り除くことで、適度な音質を維持しつつファイルサイズを小さくするように設計されています。MP3圧縮は、通常、CD品質のデジタルオーディオと比較して、75%から95%のサイズ縮小を実現できます。例えば、ビットレート128kbit/sでエンコードされたMP3ファイルは、元のCDオーディオのサイズの約9%に相当します。