音源からドラムを抜く方法7選(2024年最新)

アキラ updated on Nov 01, 2024 to EVR

曲からドラムを抜く7つの方法をご紹介します。便利なサイトやソフトウェア、アプリを使えば誰でも簡単にドラム抜きを実現できます。初心者でも安心のステップバイステップガイドをご用意しています。

ドラムを練習するには、楽譜を見ながら練習したり、YouTubeでプロの演奏動画を見つけるのが一般的ですが、ドラムパートを取り除いた原曲やライブ演奏に合わせて演奏することで、より実践的な練習ができます。この方法では、他のパートの演奏と調和させる感覚や、リズムの流れを体で感じ取ることができ、ライブに近い演奏経験が得られます。

さらに、ドラムだけを選択して取り除いた音源で練習することで、ベースやギターの細かいリズムに耳を傾ける力が養われ、リズムキープやタイム感覚が向上します。多くの人が、専用のボーカル除去ツール「Acapella extractor」を使用されていて、様々な機能が備えてりいるが、専門用語や知識が必要があるため、初心者にとってはどれを押したらいいのか、ハードルが高いものです。

そこで今回の記事は、曲からドラムを抜いて練習用音源を作れる、初心者でも直感的で操作できるサイト・ソフト・アプリを7つ絞り込んで紹介したいと思います。

オンラインサイト ソフト アプリ
EaseUS Online Vocal Remover
LALAL.AI
PhonicMind
Audacity
Logic Pro X
GarageBand
Moises

オンラインで曲からドラムを抜く方法

多くのプロにとって、楽曲ファイルからドラムを分離するのは難しい。これは、複雑なインターフェイスを持つツールを使っているからかもしれません。読者の皆様のお役に立てるよう、どんな曲からでもドラムパートを除去できる、シンプルで便利なツールをご紹介します。

1. EaseUS Online Vocal Remover

💻互換性:オンラインサイト(インストールは不要で・アプり版あり)

💰価 格:

  • 無料トライアル
  • 月額プラン(2,090円)
  • 容量プラン(500分で5,590円)

✨特 徴: AIアルゴリズムにより、高精度で楽器トラックを分離できる

まず紹介するのは、優れたオンラインボーカルリムーバーであるEaseUS Online Vocal Removerです。これは、効率的かつ高速に動作するAIベースのツールであり、音楽からボーカルやインストルメンタルを分離することができます。オーディオファイルをアップロードする、またはSpotifyやYoutube動画のリンクを貼り付けることで、曲から簡単にボーカルを取り除いたり、抽出されたファイルを入手します。MP3、AAC、AIFFなど、さまざまなファイル形式にサポートし、毎日1回無料でダウンロード可能だから、高音質を求めている初心者のユーザーには特におすすめします。

無料トライアルプランの特徴

では、実際にEaseUS Online Vocal Removerを使って曲からドラムを抜く手順を紹介します。

ステップ 1. EaseUS Vocal Removerの公式サイトを開き、「ステムスプリッター」をクリックします。

ステップ2. 分離したいステムを指定し、「ファイルを選択」をクリックしてオーディオファイルをアップロードします。

ステップ3. AIアルゴリズムによる自動的に認識され、ステムの分離作業が開始します。

ステップ4. オリジナルの曲、抽出されたステムまたはステムなしの音楽トラックをプレビューして、ダウンロードします。

以上は、オンラインボーカルリムーバーで楽曲からドラム抜き音源を作る方法でした。また、逆にドラム音源だけを抜き出すことで、耳コピしたり、譜面起こしをしたりすることも楽になるため魅力的なツールです。ぜひ、無料で体験して見てください。

2. LALAL.AI

💻互換性:オンラインサイト

💰価 格:

  • 無料トライアル
  • パッケージプラン[ライトパック(2,100円)・プラスパック(3,400円)・プロパック(4,550円)]
  • エンタープライズ

✨特 徴: 広範なファイル形式にサポートしているAIボーカルリムーバー

AIベースのアルゴリズムを持つもう一つのMP3ボイスリムーバーはLALAL.AIです。その名の通り、AIドラムリムーバーはAIのフレームワークを使用して設計されています。その高度なアルゴリズムを使って、ドラム音を分離するだけでなく、他の楽器音を抽出することもできます。

つまり、ギター、ピアノ、その他の楽器の音を簡単に取り除くことができる。このオンラインツールの主な欠点は、試用目的であっても無料で使用できないことです。

LALAL.AIで曲からドラムを取り除く手順は、以下の通りです。

ステップ1. LALAL.AIの公式サイトにアクセスします。「製品」>「Stem Splitter」に進みます。

ステップ2. ドロップダウンメニューで、「ドラム」を選択します。

ステップ2. 画面から「ファイルを選択」をクリックします。

ステップ3. 楽器分離作業が自動的に行われ、結果をプレビューして「完全に分割」をクリックします。

ステップ4.ダウンロード」アイコンをクリックし、ファイルをシステムに保存します。

3. PhonicMind

💻互換性:オンラインサイト、ソフト(MacOS・Windows)、アプリ(Android・iPhone)

💰価 格:無料

✨特 徴:即時に効果が現れるボーカルリムーバーで、カラオケ作成機能も備えている

低品質なサウンド抽出にうんざりしているなら、PhonicMindを試してみてください。PhonicMindは信頼性の高いカラオケメーカーで、抽出作業を終えた後に高品質なサウンドが得られます。他のツールと異なり、オーディオファイルから音を分離するだけでなく、音質を向上させます。

この機能は、曲からドラムをきれいに取り除くための信頼性の高い選択肢となります。また、曲からアカペラを作るのに最適なオンラインツールの一つです。以下の簡単な手順であっという間に使いこなすことができます。

ただし、このツールの欠点は、サポートするファイル形式が限られていることです。さらに、PhonicMindはドラム音楽全体に悪影響を与え、楽器やボーカルトラックの音量を自動的に下げてしまいます。

🔻 PhonicMindは、日本語に対応しておりません。

ステップ1. PhonicMindの公式サイトにアクセスします。

ステップ2. 一番下にスクロールし、「Drum Remover」をクリックします。

ステップ3. 「Start Here」をクリックし、ファイルをアップロードします。

ステップ3. 処理が完了するまで待ちます。「ボーカル」「ベース」「ドラム」「その他」と四つのトラックが表示されます。

ステップ4. トラックの左側にある音量ボタンをドラックして、ボリュームを調整します。

ステップ5. プレビューして、ダウンロードボタンをクリックして保存します。

PC用ソフトで曲からドラムを抜く

次に、音源からドラムなどの楽器トラックを抽出・消去できるパソコン用ソフトをご紹介します。

1. Audacity

💻互換性:Windows、macOS、Linux、その他Unix系OS

💰価 格:無料

✨特 徴:音声編集オールインワンパッケージ

曲からインストゥルメンタルトラックを削除するための包括的なツールキットをPCでお探しなら、Audacityは非常におすすめのソフトウェアです。このオープンソースのソフトは、音声抽出機能を備えており、編集やエフェクト、その他多くの高度な機能が充実しています。ただし、複数のトラックからドラムを削除することはできず、音を処理した後のトラックのリアルタイムプレビュー機能もありませんので、その点にはご注意ください。

このデスクトップアプリケーションを使用すれば、どんな曲からでも簡単にドラム音を取り除くことができます。また、私たちはステップバイステップで手順を説明しているため、Audacityで曲からボーカルを削除する方法を一から学ぶ必要はありません。

🔻Audacityによる「ノイズの低減」や「位相反転」などのエフェクトで、ドラムの音波を下げることができますが、ドラム音を完全に抜く方法はおそらくないでしょう。

2. Logic Pro 11

💻互換性:macOS

💰価 格:無料トライアル・スタンダード版(30,000円)

✨特 徴:iOSユーザー向けの音声分離ツール

アップルデバイス向けの高品質なボーカルリムーバーをお探しでしたら、Logic Pro 11をぜひお試しください。楽曲からドラムを取り除いたり、オーディオの編集を行ったりと、多彩な機能を備えています。

間違いなく、オーディオミックスやサウンドから楽器の音を削除するために最適な包括的なツールキットです。ただし、長期的にこのソフトウェアを利用するには費用がかかります。また、初心者向けのドラムリムーバーではないため、ユーザーには一定の技術的知識が求められます。ここでは、このツールの使い方について詳しく説明します。

🔻Logic Pro 11では、ステムスプリッター機能がデフォルトで入っています。

ステップ1. オーディオファイルをLogic Proにインポートします。

ステップ3. レージャーを右クリックし、「処理」>「Stem Splitter」を選択します

ステップ4. ボーカル・ドラム・ベース・その他と四つのトラックを選択できます。

ステップ5. 読み込みが完了するまで待ちます。ドラムトラックの左にある音量ボタンをドラッグしてミュートします。

ステップ6. プレビューして出力します。

アプリで曲からドラムを抜く

デスクトップ でデジタル・オーディオ・ワークステーションを使いたくなければ、お手持ちのデバイスでも使えます。簡単に選択できるように、曲中の楽器を分離するために使用されるアプリケーションをいくつか紹介します。

1. GarageBand

💻互換性:iOS・MacOS

💰価 格:無料

✨特 徴:ボーカル除去、ノイズ消去、音楽編集機能(iPhone用)

GarageBandは、Appleユーザーのために開発されたデジタル・オーディオ・ワークステーション(DAW)アプリケーションです。このアプリは、先にご紹介したAppleのデスクトップアプリ「Logic Pro」の作業パターンを基にしています。GarageBandを利用することで、オーディオ編集者は基本的な作業から高度な作業まで幅広く対応することが可能です。

GarageBandはシンプルなインターフェイスを備えているため、オーディオからボーカルを取り除く方法を特別に学ぶ必要はありません。つまり、録音された音声から音を削除したり、録音した音声を編集したりすることが簡単にできます。それでは、具体的な手順をいくつか見ていきましょう。

ステップ1. GarageBandアプリケーションでオーディオを読み込みます。

ステップ2. 元のトラックをダブルタップして複製(Duplicate)します。

ステップ3. 元のトラックをコピーして、下に作成した新しいトラックスペースに貼り付けます。

ステップ4. もう一度、新しいトラックをタップし、「編集(Edit)」ボタンをクリックします。

ステップ5. 左のバーにあるドラムのロゴをクリックして、ドラムトラックを選択します。

ステップ6. 削除したい他のドラムをすべて選択します。

ステップ7. 選択したドラムのどこかをタップし、「削除(Delete)」オプションをクリックします。

ステップ8. 「完了(Done)」ボタンをクリックして、ドラムのトラックを保存します。

2. Moises

💻互換性:iOS・Android・MacOS・Windows

💰価 格:無料版・プレミアム版・プロ版

特 徴:AIによるオーディオ分離機能

GarageBandに代わるWindows版やAndroid版ソフトをお探しであれば、Moisesが最適な選択肢となるでしょう。このアプリはAIを活用しており、さまざまな音楽編集作業を迅速に行うことができます。ドラムのサウンド除去機能をはじめ、特定のファイル形式にも対応しています。さらに、OSの制約を気にすることなく、Android、iOS、Windowsの各プラットフォームで利用できる理想的なツールを見つけることができるでしょう。

ステップ1. ライブラリから曲を選んでアップロードします。

ステップ2. 好みの分離タイプ(2・3・5トラック)を選択します。

ステップ3. AIによる分離作業が行われます。ドラムトラックのボリュームをワイプして調整します。

ステップ4. 「出力(Export)」ボタンをクリックして、トラックをデバイスにダウンロードします。

まとめ

今回は、ドラム音を抜き取るための音源作成ツールをご紹介しました。初心者やパソコンに負担をかけたくない方には、「EaseUS Vocal Remover」や「LALAL.AI」といったオンラインボーカルリムーバーがおすすめです。一方、プロフェッショナルや専用の音声編集ソフトを好む方には、「Logic Pro」や「Audacity」が適した選択肢となるでしょう。また、アプリとしては、iOS向けの「GarageBand」やAndroid端末にも対応した「Moises」が挙げられます。

今すぐ操作の簡便さとハードルの低さを兼ね備えた、AIモデルを搭載したEaseUS Online Vocal Removerを体験してみましょう。

よくある質問(FAQ)

1. Abletonで曲からドラムを削除する方法は?

Abletonで曲からドラムを削除するのは非常に簡単です。以下の手順に従って、スムーズに作業を進めましょう。

  • 「Ableton」アプリを起動する
  • 左側のメニューバーから「プラグイン」に進む。
  • リストから「DrumExtract」を選択する。
  • カーソルを使って、トラックの「抽出」または「削除」を選択する。

2. オンラインでサンプルからドラムを削除するには?

  • EaseUSのオンラインボーカルリムーバーを利用すれば、オンラインで簡単にサンプルからドラムを取り除くことができます。以下の手順に従ってください。
  • オーディオファイルのインポート
  • AIアルゴリズムによる自動分離
  • プレビューとダウンロード

3. ドラムをサンプリングすると訴えられる可能性はあるのか?

編集後のサンプル音声を原作者の許可なく使用すると、原作者から訴えられる可能性があります。この行為は制作者の著作権を侵害するものと見なされるため、注意が必要です。